ブログを毎日書き始めて1ヶ月が経過しました。
ブログを午前中に更新する余裕はなく、いつも仕事終わりに必死で更新しています。
人のブログやHPやネットニュースの記事などをコピペできたら楽だなぁと思いますが、このブログは全て私が書いています。
今回は、ブログでの引用について考えてみます。
学術論文における引用
大学や大学院で論文を執筆したことがある人は、引用というものがどのようなものかイメージできると思います。
例えば、この書籍のページの1番下にある53)というものが引用です。
引用を記載することで、引用した部分については他人の意見であることを示します。
ちなみに、この書籍は酒井克彦先生が執筆された『裁判例からみる法人税法』という一般財団法人大蔵財務協会から発行されている書籍の二訂版です。
著者である酒井克彦先生は有名な学者です。
私は学生の頃から酒井先生が大好きで、酒井先生の論文をよく読んでいました。
いつかお会いしたいと思っている方の1人です。
もしも私がこのブログで酒井先生の書籍の内容をとりあげ、引用を示さないとどうなるでしょうか?
おそらく読者の方は、私の意見としてブログを読むと思います。
その瞬間に私は盗人に成り下がります。
また、私のブログを見てから酒井先生の書籍を見た人は、酒井先生が私のブログを盗んだんじゃないか?と思う人もいるでしょう。
引用元の著者に迷惑がかからないよう、自分の意見と他人の意見はしっかりと区分しないといけません。
引用を自分の地肉とする
私が大学生のころに、コピペはダメだと大学の先生から口酸っぱく言われました。
今となっては、コピペは良くないが、引用はありだと思っています。
引用をするには、なにかしらの書籍や文献をあたる必要があります。
つまり、引用をすればするほど、自分の知識になっていきます。
ある事柄について自分はこのように考えているが、このような別の意見も存在するという情報提供も、引用を使えば可能です。
考えを述べるのは基本的には自由であり、尊重されるべきです。
しかし、自分の考えを論理的にまとめて、考えを伝えるということは、大変難しいことでもあります。
色々な引用を示せるだけの書籍にあたることで、さらに自分の意見が深まります。
こんな意見があるけど、自分ならどうだろうか?と考えてみるのもいいかもしれません。
人の意見をコピペするのはダメ。絶対
私は専門家が他人の言葉を使うべきではないと思っています。
自分の頭で考え、行動し、体験して初めて語れる意見があります。
しかし、時には書籍の言葉をそのまま使うこともあります。
専門家の知識は書籍ベースのものが多いです。
それをそのままコピペするのではなく、自分の言葉で語れるようにならないといけません。
私は税理士としてまだまだ若手なので、書籍の言葉をそのまま口に出してしまうことがあります。
書籍の言葉であり、自分の頭で考えていないため、突っ込んだ社長の質問にうろたえることがあります。
書籍の言葉を私なりに頭で考え翻訳し、社長にわかりやすくお伝えするという点に専門家の価値があると最近考えています。
人の書籍をコピペする盗人と、専門的な付加価値を提供する専門家では、人生が違ってきます。
リスペクトを踏まえて真似ることも大切なんですけどね。
<編集後記>
本日は不動産オーナーの確定申告をしていました。申告書のもうけを確認し、不動産オーナーに生まれたかったと思ってしまいました。現世でたくさん徳を積み、来世に期待します。笑
<本日の1日1新>
ばかうまを初めて食べました。すごいネーミングだ。