弥生会計は一度データを作ると会計期間の変更ができない

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税理士が一番良く触る会計ソフトといえば弥生会計なのではないでしょうか。(蟹山の独断と偏見)

創業支援をしていますので、「どこの会計ソフトがおススメですか?」とお客様から聞かれることも多いです。

一般的なケースであれば、弥生会計をオススメしています。

しっかりと作られていますし、弥生会計がなんだかんだで操作もやりやすいです。

しかし、弥生会計はデータを一度設定して作成すると、以降はデータの変更ができないような設定箇所もあります。

今回は「弥生会計のデータ作成の際にありがちな間違い」について考えてみようと思います。

会計期間の設定は注意が必要

会社を創業するというケースであれば、月の途中で法人を設立するケースが多いです。

弥生会計の導入を支援し、お客様のお手元に弥生会計が届いたら、そこから経理が始まります。

まず最初に弥生会計の設定をするのですが、ここで今回の間違いが起こります。

それは、「決算期と会計期間」の設定です。

弥生会計の設定画面では期首日を入力する必要があります。

ここに設立の日を入れてしまうと、誤ったデータの作成となってしまいます。

正しくは、決算月から逆算して、期首日を入力しましょう。

<例>3月31日の決算の会社で、設立日が5月9日の場合の期首日の入力

→4月1日

もしも5月9日と入力してしまうと、会計期間がうまく設定できていないため、データの入力ができなかったり、決算の際などで書類の表示に困ることが予想されます。

なお、期首日の設定は、データを作成したあとに、決算・申告タブの決算設定から行えます。

間違った会計期間のデータを作成した場合は

もしも期首日を間違って入力し、間違った会計期間のデータを作成してしまった場合、後から変更はできません。

税理士と二人三脚でお客様に頑張って入力して頂いたデータも無駄となってしまいます。

しかし、仕分けデータをエクセルにエクスポートし、そのエクセルデータを新しく作成した弥生会計のデータに取り込むことは可能です。

もしも、なにか間違いがあったり、変なデータを作ってしまって焦った際は、一度冷静になっていただき、お気軽に税理士にご相談ください。

今回のブログの内容程度の間違いなら簡単にリカバリー可能です。

まとめ

前年に弥生会計を購入されて、コツコツと仕訳を入力されているお客様で、今回の会計期間の設定ミスがありました。

私の方で、新しく弥生会計の会社データを作成設定し、お客様から頂いた弥生データをエクセルでエクスポートし、新しく作成した弥生会計にインポートすることで、問題解決となりました。

決算が迫っていたため、無事に解決してホッとしています。

なにかお困りごとがあればお気軽にお問い合わせください(^^)

<編集後記>

ついに仕事用のパソコンを購入しました。いま郵送中とのことです。実際に触って購入しましたが、届くまでワクワクです。

<本日の1日1新>

びっくりドンキーではじめてランチをしました。おろしバーグうまし。