月額や年間の値段で税理士を選んでいないか?顧問税理士の選び方その①訪問回数

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最近いろいろな方から税理士の選び方についての質問を受けます。

もちろん既に税理士さんと契約している人からも相談されますし、これから税理士を探そうかという人からも税理士の選び方について質問されます。

税理士の選び方については、答えがない質問ではあるのですが、いくつかの選択基準があります。素直にその基準や業界の価格水準をお伝えしています。

そこで今回は税理士の選び方の一つである訪問回数について考えてみます。

まずは訪問回数を確認しましょう

税理士さんとお付き合いを始めるタイミングは限られてきます。

新たに個人事業主としてビジネスを始めるとき

個人事業主から株式会社などの法人にするとき

相続が発生したとき

土地や物件の譲渡があったとき

いまの税理士さんを変えたいと考えているとき

などなど色々な状況が考えられますが、よく聞くのが、新たにビジネスを始めるタイミングと法人にするタイミングです。

日々の経理や節税対策が必要になるタイミングであり、法人の決算は素人ではお手上げでしょう。

そのため、税理士と毎月の顧問契約をして悩んでいる部分をサポートしてもらうということになります。

顧問契約は月額いくらで決算料いくらと積み上げていき、トータルで年間いくらといった報酬体系です。

ここで重要となるのが、訪問回数(打ち合わせ回数)です。

顧問契約の際に、年間で何回訪問してくれるのか確認しましょう。

基本的には毎月税理士と会って様々な悩みや近況を話すことができればいいのですが、毎月税理士と打ち合わせするとなると、月額の顧問報酬は高くなります。

業界水準でいうと、5万円〜15万円程ではないでしょうか。(訪問は税理士が来るのか資格を持たないスタッフが来るのか、記帳代行込みなのか、会社の規模、作業量はどれぐらいなのか、などなど様々な判断が入ってきます。)

年間訪問回数1回は少ない

毎月税理士と合わない場合、訪問回数は年間で何回が良いのでしょうか。

個人的には4回〜6回が良いのではないかと思っています。

訪問回数が4回あれば4半期で数字の確認ができますし、タイムリーな決算対策や将来的な節税対策も十分に可能です。

定期的に訪問があるので税理士との信頼関係も強くなります。

しかし、訪問回数が年間1回となると税理士としてもやれる事が限られてきます。

節税対策をしようにも後手後手に回ったり、融資のタイミングを逃したり、新たな情報の鮮度が落ちてしまったりします。

長くビジネスをしていて経営がわかっている、不動産管理会社のように事業に変動がないなどのケースであれば年1回の訪問でも良いかもしれませんがそれでも訪問回数は多いにこしたことはありません。

年間訪問は毎月がベストだけど予算に応じて相談してみよう。値段交渉のポイント

顧問料は予算に合わせて相談に乗ってくれる税理士もいます。

例えば、開業間もない時期はサービス価格にしているケース、創業融資と税務顧問をセットにして税務顧問料は格安だけど創業融資額の3%を報酬として税理士に支払うケース、社長の人柄に惚れて顧問料を一時的にサービスするケースなどなど

顧問料が高い場合は下記のような相談方法もあります。税理士の先生に相談可能か聞いてみてはいかがでしょうか。

・会計ソフトで通帳や領収書などを自社で入力するので、顧問料を下げてください

・訪問回数を減らすことで、顧問料を下げてください

・こちらから先生の事務所に伺いますので、顧問料を下げてください

・良いお客様を紹介しますので、顧問料(決算料)を下げてください

・資格をもった税理士ではなく、無資格のスタッフの対応でいいので、顧問料を下げてください

個人的にはお客様がつらいときに親身に対応したいと思いますので、将来長くお付き合いできる方には顧問料も一時的にサービスしたいと思います。

自分だけ儲かっても意味ないですからね。

(本音は餓死しそうなので早く儲けたい)

<編成後記>

本日は私の誕生日でした。32歳になりました。午後からは京都で勝間和代さんと増原ひろこさんの講演を聞きに行きました。講演終了後には、主催者である税理士の吉田貢先生にご挨拶しました。私が受験生時代からとても励ましていただき力を頂いた尊敬する税理士さんです。人見知りなのでめちゃくちゃ声をかけるのに緊張しましたが、挨拶できて嬉しかったです。

<本日の1日1新>

あいつのラーメンかたぐるま

京都の丹波口駅から徒歩10分のラーメン屋さんです。ラーメンは美味しかったですが、店内の空調機能が0でとにかく暑かったです。汗しかかかないお店でした。薄着とタオル持参での来店をオススメします。