心斎橋でお昼のランチを食べる際に、お店の前に焼肉ランチ590円という看板が立っていました。
心斎橋でランチを食べようとすると800円〜1,000円はかかると思います。
私は焼肉ランチが590円はめちゃくちゃ安いと感じたので入店しました。しかし、590円は外税の表示でお会計をしてみると637円でした。
637円の焼肉ランチも十分安いのですが、なにかもやもやしました。
そこで今回は、消費税の外税と内税について考えてみます。
消費税の外税と内税
消費税の外税と内税とはなんなのでしょうか。私が590円と勘違いした理由はなんなのでしょうか。
外税というのは税抜き表示のことで、590円に8%分の消費税である47円をプラスした金額の637円がお会計の金額となります。
お会計が637円であれば、私は637円と書いておいて欲しいと思います。
心斎橋は場所がら外国人旅行者が多い場所で、免税店もたくさんあります。免税店では消費税が免税になるので税抜き表示もわかりますが、飲食店での食事については免税対象ではなく、外国人旅行者も消費税を負担します。
安く見せようとする悪い知恵では?ともやもやします。
ちなみに、私の料金表も税抜きで表示しているので、お客さんからするともやもやしているのかもしれません。(価格の横に税抜きと大きく表示していますが。)
レジでお会計をした時の混乱
590円と思いランチをしてお会計が実は637円であれば、お客さんは混乱すると思います。
あれ?590円じゃなかったの?と思うのは当然でしょう。
今回は590円と8%の消費税分だけがお会計でした。
今後は複数税率の導入が予定されているため、8%と10%の消費税がお会計に登場します。
この商品は8%であの商品は10%、、、というお会計の複雑さ、わかりにくさが増えてくるのではないでしょうか。
私もお客さんにわかりやすく理解してもらいやすいメニュー表と料金表を作らないといけないなと感じました。
今回の焼肉ランチは、実際にお客さん目線になって料金表を見てみるとわかりにくい点があるよなぁという体験でした。
痛税関は今後ますます大きくなる
消費税は今年の秋に8%から10%への増税が予定されています。100万円の買い物をした場合、8万円の消費税だったものが、増税後は10万円になります。
2万円あれば美味しいものや小物など買えてしまいますね。
混乱の大きい複数税率やインボイス制度を導入する背景には10%ではなく、さらなる増税をにらんでいるのではとの意見もあります。
2%の増税も私からすると影響は大きいですが、それだけでは複数税率やインボイスを導入するメリットとしては薄いとの考えです。
欧州で採用されているの複数税率やインボイスを日本でもわざわざ採用するからには消費税は欧州並みの15〜20%になるのでは?との考えもあり、私も消費税は今後20%まで上がってもおかしくないなと考えています。
100万円の買い物で、さらに消費税として20万円別途お金が必要となります。
590円のランチであれば708円のお会計になります。
社会は複雑になっていきます。
<編集後記>
本日は日本政策金融公庫へ打ち合わせ。その後は個人のお客さんと創業融資の打ち合わせ。お昼は仲の良い税理士さん、公認会計士の先生と助成金や補助金、ウェブのコンテンツ制作で作戦会議。夜からは中之島のコワーキングスペースで人狼ゲームをする集まりに参加してきました。
<本日の1日1新>
人狼ゲーム
初めての人狼ゲームでしたが、めちゃくちゃ面白かったです。村人VS狼に分かれて行うボードゲームです。
プレイヤーの発言がポイントになるゲームなので、ナチュラルに嘘をつく人、終始本音で真面目な人が入り乱れます。簡単に人を信じることができなくなりました。笑またやりたいです。