税理士事務所は繁忙期真っ只中です。
ただでさえ人手不足が叫ばれている税理士業界ですから、これからの時期は人手がいくらあっても足りません。
ただし、私の事務所はお客様にまだ認知してもらう段階ですので、今年は忙しく無さそうです。
まずは、私の事務所のことを認知してもらうことが必要です。
そこで、とりあえずは行動しようと思いたち、異業種交流会に行って来ました。
今回は「開業したての税理士が異業種交流会に行くべきなのか」について考えてみます。
Contents
異業種交流会とは
今回、私が参加した異業種交流会は、リアルマッチングという交流会です。
簡単にいうと、お互いに顧客を紹介し合うという集まりです。
交流会の流れとしては、参加者は8人がけのテーブル単位で着席し、そのテーブルを一つのグループとします。
そのグループで名刺交換し、それぞれ順番に自己紹介をします。
自分がどんな事業を行なっているか。
ターゲットはどんな人か。
どんな紹介を求めているのか。
ビジネスとして自分の顧客とマッチングできそうだなと思った場合は、紙にマッチング出来そうな顧客を記入して相手に渡します。
ここで大きな問題があります。
私の場合は顧問先が1件(しかも東京の個人の方)ですので、マッチングする顧客がいないということです。
これは開業したての税理士に当てはまるのではないでしょうか。
あと、マッチングという行為自体、税理士のビジネスモデルと合わないのではないかと感じました。
それは異業種交流会に来ている人の客層に関係するなと感じました。
異業種交流会に来ている人とは
異業種交流会に来ている人は、どんな人でしょうか?
答えは簡単です。
自社のサービスを売りたい営業マンです。
みんな異業種交流会で営業をしたいのです。
参加者は営業マンですので、会社員が多い印象でした。
会社の営業マンが税理士の顧客になるでしょうか?
会社の営業マンから税理士が求めるような優良な顧客は紹介してもらえるのでしょうか?
さらに、会場の空気が死んでいて、優秀な営業マンがここに来るのか?というような疑問がつねにありました。
また、中には会社の代表取締役も来ていましたが、もうすでに税理士がついているor私なら顧問をしたくない、、、というような業種だったり社長の人柄だったり。
結果、席について20分ぐらいで帰りたくなりました。
相手にマッチングする顧客も持っておらず、なにもすることがありません笑
仮に、もし私がたくさん顧客を抱えていても、初対面の相手に、その場の短時間の世間話ぐらいでは大切な顧客は紹介できないなぁと強く感じました。
顧客を大切にするビジネスモデルの税理士には異業種交流会は向いていません。
異業種交流会に参加しても良さそうな人は、売り切りのビジネスモデルモデルの人ではないでしょうか。
まとめ
あくまでも、個人的な意見ですが、異業種交流会には行かなくて良いと考えました。社会見学と割り切って一度は行ってみるのも良いかもしれません。
人見知りな私のような士業は参加しても心が折れるとともに、お金と時間の無駄だと感じました。
私の事務所の理想のお客様は、私の人柄、事務所としてのスタンス、できることできないこと、そのお客様のお役にたてることを知ってもらったその上で、「蟹山だからお願いした」と言ってくださるようなお客様です。
お客様にそう言っていただけるように、日々たくさん考え、行動します。
<編集後記>
自分の経理を一切やれておらず、弥生会計を買いに行かねばなりません。弥生PAP会員の説明会を申し込みました。クラウド会計ソフトも導入予定で、freeに問い合わせ中です。税務ソフトも買わないといけません。お金が湯水のように消えそうです。耐えるのみです。
<本日の1日1新>
近所のスーパーでロースカツ丼を買ってみる。カツを卵でとじた味でした。