最近とある会で、所得税の税率が50%で、たくさん納税したという人と会話をしました。
ここまではよくある話ですが、私が興味深かったのは、その人の思考でした。
その人は建築士さんで、ちょうどマンション購入を考えていたので、マンション購入についてあれこれ質問してみました。
気がつけば建築士さんと新築マンションや郊外に中古マンションを購入することについて盛り上がりました。
建築士さんはプロなので、私とは違った目線から不動産や数字を捉えていました。
そこで今回は、立場によって変わる数字の捉え方について考えてみます。
新築マンションは損。不動産のプロに断言される
新築マンションを買うってどうですか?と建築士さんに率直に聞くと、
「中古と比べて1,000万円ぐらい損するよ。」とのこと。
続けて、「1,000万円も損する新築マンションはおススメできない。」
と言われました。
買うなら中古を買ってリフォームすべしとアドバイス頂きました。
損する理由は、新築マンションには広告費が多く含まれているとのことで、買った瞬間に価値が下がるからとのこと。
さらに、リフォーム代は1,000万円もせず、新築マンションに入っている設備よりも良い設備を安く入れることができるからとのことでした。
都会にあるタワーマンションであれば、中古でも立地や物件内容によってはそこまで値下がりしないとのことでした。
私は大阪市内のタワーマンションではなく、大阪市外の郊外型のマンションを考えていました。郊外にある新築マンションは損すると断言されました。
投機目的ではなく居住目的なので損してもいいかなとは思うのですが、専門家に損するって断言されるとなかなかへこみます。
買うなら中古。立地が全て
建築士と税理士が不動産の話題で盛り上がっているのを察知して、不動産屋の社長が話に参加してきました。
ますます白熱するマンショントーク。もし買うなら新築ではなくて中古マンションにすべしと2人から口酸っぱく言われました。
さらに不動産屋の社長いわく、中古マンションは立地が全てとのことでした。
立地が良ければ資産価値が下がり続けることはなく、ある程度のラインで落ち着くとのこと。
立地は投機目的でも居住目的でも大切ですね。納得です。
中古マンションは管理も重要とのことで、後日改めて詳しく相談に乗っていただくことに。
不動産の損と節税
新築マンションを買うと1,000万円は損するぞ!
と断言した建築士さんでしたが、話が税金の話になると急にトーンダウンしました。
消費税だけで1,000万円を超える金額を納税されているとのことですが、もっと節税できるところはあるんじゃないですか?と私が聞いても我関せず。
払うもんは払うとのスタンスでした。
うーんカッコいいけど不動産で1,000万円損する話と税金で1,000万円損する話は別もののようです。
同じ1,000万円という数字なんですけどね。
私がそこから白熱した議論を展開して1,000万円節税しないと損ですよと断言できればいいのですが、、、
親身にマンションの相談に乗って頂いたので、私も何か節税の提案や経営のアドバイスをできればいいのですがチャンスを伺っています。
めちゃくちゃ対策をしているようでもないのでヒアリングを重ねていこうと思います。
本当に1,000万円損している可能性もありますからね。(損だとは捉えていないんでしょう。)
高所得者の思考は面白いです。
<編集後記>
本日は市役所に書類の手続き。事務所近くのコーヒー屋さんにご挨拶。不動産屋さんへ情報収集。
<本日の1日1新>
ピザサントロペ
注文から30分で届くとのメールを受信して待つこと15分。予定より早く15分でピザが届きました。時間通り、予定通りに慣れているせいか15分も早く来ることにびっくりしました。メール通り30分で来て欲しかったと感じるところが私の頭は固いのでしょう。