自分の専門外である未知の質問にどう答えるのか。すべてはお客様のために

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本日は大学時代の友人から行政書士さんが行うであろう業務について質問を受けました。

質問内容はその友人の将来を大きく左右する重要な内容でした。

はっきり言って私にとっては全く未知の領域です。友人の人生をかけた質問は責任が重すぎます。しかし質問に対して無下に回答することも出来ず、明日1日で必死に調べてみることにしました。

そこで今回は専門外の未知の業務にどう答えるかについて考えてみます。

素直に専門外だとお伝えした上で丁寧に内容をヒアリングするという姿勢が大切

お客様は様々な悩みを抱えています。今回は友人の悩みでした。悩みの範囲は当然ですが税金の分野にとどまりません。

労務、法務、ファイナンス、国際法、感情、、、などなど悩みは様々な分野にわたります。

今回受けた質問は行政書士の業務範囲でした。

はっきり言って行政書士の知識はもちろんなく、質問にどう答えるのかさえ悩みました。

しかし、質問している人は、自分の悩みがどの専門家にすべき内容かの判断はできません。

とりあえず毎月訪問に来る税理士に相談してみるというスタンスの社長もたくさんいらっしゃいます。

まずは質問を丁寧にヒアリングしてみる姿勢が大切と考えています。

お客様ニーズを確認する

ヒアリングしてみて、お客様はどのように考えて、どうしたいのかを確認します。

お客様自身はうまく語ってくれないケースが多いため、ニーズをうまく引き出すコミュニケーションが大切となります。

コミュニケーションって難しいです。ニーズの把握も難しいです。この2つは一生勉強なのかもしれません。

今回のケースであれば、国際結婚をするにあたって、日本国籍に帰化する必要があるのか?永住権は欲しいができれば帰化はしたくないというニーズでした。帰化しない場合はどのようなメリットやデメリットがあるのか?という質問でした。

ニーズを確認してからその後の作業をイメージしていきます。

お客様がしたいと考えていることをそのまま実行して問題がないのか?実行するにはどうすればよいのか?費用と時間は?なにをお客様にしていただく必要があるのか?

私はあくまでも適切な選択肢を提示するだけにしています。お客様が納得したうえでお客様に判断していただくことが大切です。

下調べをした上で、適切な窓口や専門家ご紹介する

質問内容とニーズがわかれば、あとは必死で調べてみます。調べてみてある程度の全体像がわかれば、適切な窓口や専門家をご案内します。

やはり餅は餅屋ですし、法律の関係上、私ではタッチできないようなケースもあります。司法書士法違反や弁護士法違反にならないように、業務の線引きはキッチリしなければなりません。

全てはお客様のために行うわけですが、やはり限界はありますので、うまく自分の限界を見極めて、対処します。

そのためには日頃から各種専門家と情報交換し、その方の得意分野の確認や各種専門家の業務内容を理解する必要があります。

逆の視点では、各種専門家が私に相談頂くケースもありますので、私の得意分野や業務内容を日頃から各種専門家にうまく伝えておく必要があるなと実感しました。

<編集後記>

本日は銀行の担当者と打ち合わせ。書類を確認していただき、連絡待ちの状態です。いい結果が出ることを祈るのみです。

<本日の1日1新>

ビリーブ未来への大逆転(原題on the basis of sex)という映画を観てきました。ルースベイダーギンズバーグというアメリカ合衆国最高判事の女性の弁護士時代の実話を元にした伝記映画でした。法に関わる全ての人(全人類)に観て欲しい映画でした。少し泣いてしまいました。映画で泣くのはニューシネマパラダイス以来です。