開業してすぐにしたことが2つあります。
一つは借入です。
もう一つは税理士ICカード(第四世代電子証明書)の発行です。
このICカードがないと電子申告や電子での申請ができません。
発行までに時間がかかるとのことで、早めに発行手続きをしましたが、手元に届いて試しに電子申告してみようと思うとトラブルがありました。
迫る期日、泣きそうになる私。
そもそもICカードってなんなんでしょうか。
そこで、今回は税理士ICカードについて考えてみます。
税理士のICカードとは?
税務書類の作成は税理士しかできないと税理士法第2条に規定されています。
その書類を税務署や地方自治体に提出するのですが、昔は紙の申告書を税務署に郵送もしくは持ち込み申告していました。(現在も相続税は電子申告ができず、紙での申告のみとなっています。)
現在はインターネットによる電子申告で税務書類を税務署等に申告するのが一般的です。
その電子申告の際に必ず必要になるのが第四世代電子証明書といわれる税理士のICカードです。
つまり、ICカードがないと電子申告ができないということです。
前職では電子申告の際には所長にカードを借りて電子申告をしていたため、私はICカードを持っていませんでした。
独立開業してから始めて自分のICカードを作りました。自分のカードが出来上がったときは、感動しました。
ICカードの発行申請から手元に届くまでには時間がかかる
ICカードの発行にはおよそ1ヶ月半かかりました。
発行の流れを確認しましょう。
①ICカード発行の前準備として、税理士証票の切り替えが必要。
サラリーマン税理士から開業税理士に登録変更が必要となります。その変更をするためには、所属する税理士会に税理士の区分変更を申請する必要があり、税理士証票の切り替えが必要です。
この税理士証票の切り替えに約1ヶ月かかります。新しい税理士証票は書留で郵送されてきました。
②ICカードを入手するため、日本税理士会連合会にカードの発行申請を郵送で行います。
事前に電話で発行までどれぐらいかかるのか問い合わせしましたが、約1ヶ月程かかるとのことでした。
この辺りで確定申告に間に合うのか?という不安が広がる。
しかし、実際には申請してから2週間程でICカードが郵送されてきました。
確定申告の期限に間に合いました。
これで電子申告ができる!と思っていたら、トラブルがありました。
ICカードを読み取るカードリーダが必要
ICカードだけでは、電子申告ができません。
ICカードを読み取るカードリーダが必要となります。
手際よくカードリーダも購入しておきました。
いざICカードをカードリーダにセットして電子申告だ!!!!
あれ???
ICカードが読み込めないぞ!!!???
なぜ???
焦る蟹山、、、
ICカードの不備なのか?
いまからICカードを再取得している時間はないぞ。終わった。。。泣ける。
そう思いました。
しかし、諦めが悪いのが私です。
粘りに粘ってインストールやらドライバーやら設定やらを確認していると、ICカードを修復するという項目がありました。
その修復を行ってみると、ICカードを無事に読み取ることができました。
これで確定申告をすることができます。ほっとしました。
<編集後記>
本日は電子申告のテストとして、自分の電子申告をしてみました。いままでは達人という税務ソフトを使っていましたが、今回は国税庁のe-TAXソフトを使ってみました。
<本日の1日1新>
リッツカールトンのイタリアンレストランを予約。人生っていろいろですね。今年良いことしか起きない年なのでは?めちゃくちゃ幸せです。