開業にあたり、3年間の計画を立てました。
なんとな〜くなざっくりとした数字で計画を立てたのですが、このたび開業してから3ヶ月の実績確認をしました。なかなか計画と実績が近い数字になっていて自分で驚いています。
さらに言うと、計画を立てて実際の数字はどうだったのかを確認する作業は大切だと改めて実感しました。
そこで今回は計画値と実績値を確認することの大切さについて考えてみます。
まずは計画を立ててみよう。計画とともに事務所をイメージする
計画の立て方は様々です。
私はまず3年間の売上目標を立てました。イメージとしては3年後にはこれぐらいの売上になっているよな〜というざっくりな数字を設定しました。
基本的には、顧問料×顧問件数で売上をざっくり予測しました。(その他にも予測した柱となる売上はありますが)
ひとり税理士ですので、顧問件数についてはキャパシティの限界があります。私一人で100社を担当することはできません。どうしても薄利多売のビジネスモデルはできません。
そこで顧問料は少し高めに設定し、その分だけサービスを提供する事務所をイメージしました。お客様と密にコミニュケーションをとり、全ての作業を税理士である私が責任を持って丁寧に対応いたします。
一般的な事務所によくある、スタッフに仕事を丸投げし、所長はお客様を把握していないという状況を作らないように事務所設計を行いました。
次に、経費については今後予想できる費用を全てリストアップし、年間の費用を概算しました。
それを月々の金額で割り、毎月の費用の金額を算定しています。
ある程度支払いの時期がわかるものについては、キャッシュフローの予測に役立てています。
さらに費用を固定費と変動費に分けて概算しました。
固定費と変動費を確認することで、固定費をカバーできるだけの売上はいくらなのかを算定しました。
つまり、事務所の月々の損益分岐点を確認しました。
私の場合は固定費が低かったので、損益分岐点が想像以上に低かったです。
損益分岐点の確認を行った後に、毎月の生活費を概算しました。
生活費を概算し、損益分岐点分析と合わせて確認し、月々の売上の立ち上がりを確認して計画は終了としました。
この計画で生活できるだけの予測になっているのか?利益の残り方は?いつごろに利益が出るのか?などの漠然としたイメージが具体的な数値となりました。
計画と実際を確認してみよう
計画を立てた後は、実際の数字が計画とどれぐらいの違いがあるのかを確認することが大切です。
計画はあくまでも計画です。実際の数字をじっくり確認しましょう。
私の場合は独立3ヶ月目から売上が立つと予測しました。予測通り売上は独立後3ヶ月後である3月から立ち、当初の予測売上高の200%の実績値となりました。
しかし、来月も予測通り売上が立つかは全くわからないですので、経営は不安定だなぁと実感しています。まだまだまったくの赤字ですし、餓死の危機は消えてないです。
月々決まった金額が入金されるサラリーマンってありがたいなぁとサラリーマン時代を噛み締めています。
少しづつ修正していく。走りながら。これが楽しい。
計画と実績を確認してみると、色々と見えてくるものがあります。その見えてきたものをどう改善していくのか。
いきなり改善できるものではありません。
正解か失敗か?いつその答え合わせがあるのか?方向性は正しいのか?そもそも悩む問題なのか?ベテラン経営者ならスルーする論点なのか?
実際に走りながら少しずつ修正し改善していく必要があります。
この走りながらの修正が楽しいです。
経営ってめちゃくちゃ難しいですが、めちゃくちゃ楽しい面もあります。いまの楽しさは色んな人に巡り会えることですね。
苦しさは資金繰りです。発狂できます。笑
<編集後記>
本日は公認会計士の先生と打ち合わせ。いつも相談させて頂いている税理士の方からご紹介いただきました。公認会計士の先生めちゃくちゃ良い方でした!!そしてイケメン。税理士の先生が尊敬する方の一人ですとおっしゃっていた理由がわかりました。
<本日の1日1新>
堺市の役所でプライベートなお手続きに同席。毎日を一生懸命生きようと感じました。